2010年から始まった「越の風」は新潟県に在住する作曲家の作品発表の場であると同時に新潟市内在住・出身の演奏家と協力して新しい音楽の風を新潟から起こそうと続けられています。
今回の特徴は将来音楽家を目指す子どもたちのために書き下ろされた作品を作曲者と市内の小学生、高校生が初演し、大きな反響がありました。子どもたちも初めての経験で、わずかの間に見事な音楽の花を開かせていました。次世代とそれを取り巻く人々にも多くの影響と感動を呼んでいました。また、特に演奏家の質の向上に称賛の声も上がって、7回続けてきた成果の一つでもあると感じました。トークを交えながらの2時間は、客席とステージが一体となり、優しさと熱気に溢れた新しい風が吹いた一日でした。