【助成事業紹介】第3回 秋のときめきコンサート
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- 投稿日:
- 2023.03.31(金)
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- written by:
- ゲスト
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- 記事カテゴリー:
- テーマ別プロジェクト助成
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- ジャンル:
- 伝統芸能
日 時 | 2022年11月3日(木)
13時00分~16時30分 |
会 場 | 新潟市江南区文化会館
音楽演劇ホール |
実施者 | こはく会 |
採択金額 | 190,000円 |
選択テーマ | 地域文化の魅力を創造・発信する取り組み |
実施者からの報告
ときめきコンサートは3回目になりますが、わが国の伝統文化である民謡を継承するために「民謡は日本の心」というチラシを作成しました。お客様にはプログラムと一緒に佐渡おけさや新潟甚句などの歌詞と民謡講座の案内を配りました。
また、小学生以下のお子様連れの親子を無料招待し、「みんよう みんなで やってみよう」のコーナーで三味線・笛・樽に実際に手を触れ、練習を体験してもらいました。舞台では民謡を解説した後に子どもたちと一緒に地元の亀田甚句と新潟甚句を演奏しました。コンサート終了後には地元の樽ばやしクラブや民謡講座に入会したいという声を聞いています。
このコンサートをきっかけに民謡がもっと普及し、文化遺産として未来に引き継がれていくことを願っています。
プログラムオフィサーより
こはく会さんは、当初、民謡団体の定例コンサート開催への助成相談にいらっしゃいましたが、アーツカウンシルと話し合いを進める中で、後継者不足の悩みがあることが分かり、民謡に対する敷居を下げ、若い世代を含む多くの人に民謡に親しんでもらえるような取り組みを行っていく方向性が決まりました。
将来の担い手になり得る子どもたちも楽しめるプログラムで興味を持ってもらおうと考え、篠笛によるドラえもんや天空の城ラピュタの曲の演奏、樽っこクラブの子どもたちによる樽太鼓演奏に加えて、和楽器の体験コーナーや亀田甚句・新潟甚句の踊り体験などを盛り込んだコンサートを開催されました。
結果として、客席から子どもの歌声が聞こえる場面があったり、コンサート終了後に民謡体験講座や樽っこクラブへの参加申込があったりするなど、難しいと思われがちな民謡への敷居をすこし下げることが出来たように見受けられました。
今回のコンサートで手応えを感じ、今後も民謡に親しんでもらえるよう活動していかれるとのことですので、アーツカウンシルも引き続き伴走支援で寄り添い、新潟の民謡が活性化するようお手伝いしていきたいと思います。
(大浦)