【助成事業紹介】佐渡おけさ踊り隊
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- 投稿日:
- 2023.03.31(金)
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- written by:
- ゲスト
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- 記事カテゴリー:
- テーマ別プロジェクト助成
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- ジャンル:
- 伝統芸能
日 時 | 2022年10月~2023年3月
(新潟は月4回・東京は月1回) |
会 場 | 新潟市音楽文化会館(新潟)
表参道・新潟館ネスパス(東京) |
実施者 | 佐渡おけさ踊り隊 |
採択金額 | 265,000円 |
選択テーマ | 地域文化の魅力を創造・発信する取り組み |
実施者からの報告
新潟まつりの民謡流しで全員が踊っていた「佐渡おけさ」。その風情ある踊りは全国的にも有名ですが、踊りが難しいとの理由で時代とともに踊る人が減少し、昨今の民謡流しでは「新潟甚句」のみを踊る威勢の良い会場の隅っこで、少人数によって踊られているのが現状です。また、佐渡おけさを見たことも聞いたこともない世代も誕生している現状に危機感を覚え、この素敵な踊りをもっと多くの方に知っていただき、一緒に踊って、佐渡おけさ人口を増やしたいというのが今回の活動です。
新潟市では週1回で、東京の表参道では月に1回のペースで練習会・体験会を開催し、のべ210名(新潟 143名・東京 67名)の方に佐渡おけさを踊っていただくことができました。
プログラムオフィサーより
昭和30年から新潟市で開催されている新潟まつりの民謡流しで、長い間、新潟甚句と交互に踊られていた佐渡おけさですが、踊りが難しいとされ、徐々に踊る人が減少し、最近では少数の団体が会場の隅で踊るばかりになっていました。
このことに危機感を感じていた佐渡おけさ踊り隊さんが、4年前から新潟と東京で定期的に練習会・体験会を開催し、佐渡おけさを踊れる人を増やそうと活動していましたが、さらなる佐渡おけさ人口の拡大を目指そうと、令和4年度にアーツカウンシルの助成を受けて開催日数と回数を増やす取り組みを行いました。
新潟では冬季間の開催日に参加者数が伸び悩むこともありましたが、リピーターも徐々に増え、東京では外国の方やお子さんの参加もあるなど、少しずつ佐渡おけさの認知度が上がり、踊りたいと思う方も増えていっている様子です。
今後は、佐渡文化財団や佐渡民謡育成会など他地域の団体とも交流・連携し活動を継続していかれるそうなので、佐渡おけさの普及に向けた活動を引き続き応援していきたいと思います。
(大浦)