【助成事業紹介】ディワリ 光のフェスティバル(新プロジェクトへのチャレンジ助成)
-
- 投稿日:
- 2025.03.31(月)
-
- written by:
- ゲスト
-
- 記事カテゴリー:
- 文化芸術活動に関する支援事業
-
- ジャンル:
- 舞踊
日時 | 2024年11月3日(日)
17:00~19:00 |
会場 | みなとぴあ 旧第四銀行住吉町支店
(新潟市中央区柳島町2-10) |
実施者 | えちごインドサンガム |
採択金額 | 200,000円 |
実施者からの報告
公演では「善が悪に勝ったことをお祝いする」という主旨のディワリ祭りになぞらえた内容を、語りを交えてインド古典音楽と古典舞踊で表現し、異文化だとしても人類共通の平和と自己成長への願いがあることをメッセージとして伝えました。インドのお祭りを体験してもらえるように会場の装飾に工夫を凝らし、インドのスナックや飲み物の販売ブースを設け、食文化を体験してもらえる機会も作りました。舞台鑑賞と軽食販売により、新潟在住のインドをはじめとする外国にルーツを持つ方々と新潟市民との貴重なふれあいの場を提供できたと思います。当初は、取り組みの一環として参加者全員に食の体験もしてもらう予定でしたが、予算の関係で実施できなかったことは反省点として挙げられます。
ディワリというインドの国民的文化があることを、今回のイベントを通じて初めて知ったという方が多かったようです。また、舞踊と音楽の成り立ちを紹介したこともあり、新たな文化への興味が広がったという声や、民族衣装のサリーを着てみたいという声もありました。新潟在住の外国籍の方への声がけはあまり時間が割けず、思ったほど参加いただくことはできませんでしたが、当日は6名の来場があり、舞台の最後には彼らも交えてインド映画の曲に合わせて踊ったり、インドの食について日本の方が質問したり、一緒に記念撮影をするなど、参加者同士が交流する姿も見られました。
今後は、インド舞踊や音楽の舞台、食事や文化を通して、新潟の人々が異文化への理解を深める体験をできるよう、現地の方々との交流の場や、文化体験ができるイベント・ワークショップを継続的に企画したいと考えています。インド文化や人々との交流を通して、新潟の人々の生きる糧となったり、多様な価値観の中から自身の生き方を見つめ直すようなきっかけを提供していきたいです。
装飾が施された会場
インド各所の古典舞踊と古典音楽の演者、語り部プログラムオフィサーより
新潟ではあまり観る機会のない多種多様な地方のインド古典舞踊と古典音楽の上演に、インドのお祭りや風習についての語りが加えられた希少な公演でした。鑑賞された方々の興味関心がさまざまに広がったことは、食も含めていくつかの要素を取り入れた公演内容による効果ではないかと感じました。参加された皆さんにとって、自身の文化との違いを発見し、多様な価値観への理解を深めるきっかけになったのではないでしょうか。(大浦)