【助成事業紹介】DREAPYS ファミリーショー「ちょっと不思議な光と時計の世界」

  • 投稿日:
    2024.03.23(土)
  • written by:
    ゲスト
  • 記事カテゴリー:
    文化芸術活動に関する支援事業
  • ジャンル:
    その他
日 時2023年12月16日(土)13:30~16:30
会 場新潟ユニゾンプラザ
実施者st.DREAPY実行委員会
採択金額500,000円
選択テーマ文化芸術で子ども・青少年を育成する取り組み
実施者からの報告
 新型コロナウイルスの影響によって、この数年、保育現場での運動会や発表会等の中止や規模縮小が相次ぎ、子どもたちが自由に体を動かす機会、歌を歌う機会、自己表現をする機会が失われてしまいました。
 令和5年5月にようやくコロナ禍による制限が緩和され、コンサートや演劇等の公演を行える環境が徐々に戻ってきました。感染対策を講じながらも、ふたたびコロナ禍以前のように子どもたちが笑顔になれる場、自己表現する場を提供したいという思いから、st.DREAPY実行委員会はマジックショー、コンサート、ダンス、サイエンスショー、シャボン玉パフォーマンス等を盛り込んだ、複合的なファミリーショーを開催しました。多岐に渡るパフォーマンスをとおして、子どもたちに様々な経験を提供することにより、心の育成、感性の醸成を図り、ひいては人生経験を豊かにすることを目標としています。

 今回のファミリーショーでは、バルーンアーティスト 風船王FOOZY氏、あそび歌作家 鈴木翼氏をゲストに招き、〝光と時計とクリスマス″をテーマに、子どもから大人まで全世代が楽しめる公演をめざしました。オープニングでは新潟出身の風船王FOOZY氏がバルーンパフォーマンスを披露。第1部はDREAPYSによる壊れた時計と時計の妖精をめぐるストーリー仕立ての複合パフォーマンス、第2部は鈴木翼氏によるあそびうたやパネルシアターなどのパフォーマンスを行いました。

 全編をとおして、子どもたちをステージ上に招いてパフォーマンスに参加してもらったり、パフォーマーが会場内を練り歩きながら、大きな風船を子どもたちを交えてリレーしたりするなど、子どもたちに体験してもらえる工夫を施しました。会場からの反応もよく、終演後のお見送りの際には、来場者から「楽しかった」「またイベントに行きます」という声が多く聞かれ、来場したみなさんに楽しんでいいただけたのではないかと感じています。
アートパフォーマンス
マジックショー
プログラムオフィサーより
 子どもから大人までが楽しめるパフォーマンス、感動体験を提供したい、という思いが感じられる事業でした。単にショーを観るだけではなく、来場者を巻き込んで体験してもらう工夫を随所に見ることができました。子どもたちが次々に繰り広げられるパフォーマンスに目を凝らし、笑顔や驚きで反応している姿を見て、大人も幸せな気持ちで鑑賞したのではないでしょうか。事業対象である親子に向けたショーとして、一定の結果を得られたものと思います。

 パフォーマーが保育士の資格や経験を持っているということは、DREAPYSの特徴であり、強みになります。事業後の振り返り、アンケートの分析による効果の検証などをとおして、保育士ならではの育成の視点を今後のショーの構成や内容にもっと反映することで、より充実した取り組みに発展していくことを期待しています。

(中西)